マンガ

銀魂のあらすじを簡単に解説!漫画の面白いシーンの傑作エピソードも

本ページはプロモーションが含まれています。

「週刊少年ジャンプ」と「ジャンプGIGA」で、2004年1月~2019年6月まで15年半にわたり連載されていた『銀魂』

作者は空知英秋さん。

「宇宙人が侵略した江戸時代」という、一見ぶっ飛んだ設定の中で繰り広げられるドタバタ劇が特徴。

歴史要素とSF要素を掛け合わせるだけでなく、ギャグとシリアスを超絶バランスで融合させたストーリー展開が魅力なんです。

まこち
まこち

その当時、初めて銀魂を読んで「なにこれ!?斬新!」とまんまとハマりました!

今回は、銀魂のあらすじを初めての方にも分かるように、簡単且つ詳しくお伝えしていきます♪

また、銀魂の面白いシーンのおすすめもご紹介!

それではどうぞ!

『銀魂』の基本設定と世界観

『銀魂』の世界観を理解するうえで欠かせないのが、「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人の存在。

江戸時代に天人が日本にやってきたことで、侍たちの暮らしが大きく変わった世界を舞台にした物語になっています。

侵略された江戸の姿

物語の舞台である江戸は、かつての伝統的な侍社会とはまったく異なる姿をみせています。

特に大きいのが「刀の携帯禁止令」
侍にとって魂の象徴ともいえる刀を取り上げられ、持つことを禁じられた時代。

加えて、町中にあふれている天人によってもたらされた高度なテクノロジー。

空飛ぶ乗り物や高度な機械が日常風景に溶け込むなど、奇妙な混在が生まれています。

ビルや宇宙船が立ち並ぶ町並みが描かれる一方で、畳のある和室や昔ながらの風情が残っているのも面白いポイント!

このごちゃ混ぜ感こそが『銀魂』の世界観を象徴しています。

侍たちの変化

もともと国を守っていた侍たちは、その役目を失い天人の支配に対抗する抵抗勢力「攘夷志士」に。

その抵抗勢力で活動している侍を反逆者として、取り締まる警察組織の「新選組」

「新選組」は、侍の誇りを持ちつつも、幕府側の組織として秩序を守る立場にあります。

天人の侵入によって、侍たちの生活、文化や価値観が変化する中で、どう生きるのか?

このテーマが、『銀魂』の物語の重要な要素になっています。

万事屋

さて、お待ちかねの主人公サイドの解説です。

なんといっても『銀魂』の主人公は、過去の威光に縛られず、マイペースに生きる男・坂田銀時。

彼を中心に集まる愉快な仲間たちは、作品を語るうえで外せない存在です。

坂田銀時

かつて「白夜叉」と恐れられ、伝説の維新志士として名を馳せた坂田銀時。

普段は、だらしなくて無気力に見え、「死んだ魚のような目」の銀さん。
そして、パフェやいちご牛乳が大好きな甘党。

そんな銀さんですが、いざという時には仲間を守るために全力で戦う熱い一面もあります!

アニメでは、銀さんの声を杉田智和さんが担当しています。

志村新八

剣術道場の跡取り息子である、志村新八。

新八は、まっすぐで優しい心を持ち、誠実な性格の持ち主。

万事屋の中では貴重な常識人であり、鋭いツッコミを入れてくれます。

神楽

宇宙最強の戦闘民族の「夜兎族」である、神楽。

神楽は、元気で活発な性格。
『~アル』や『~ネ』など特徴のある話し方で、可愛いのに毒を吐くことも。

毒を吐きつつも、仲間を大切にする優しさも持っています。

真選組

侍といえば幕末期の激動を彩った新選組を思い出す方も多いでしょう。

実際の新選組をモデルにしたキャラクターですが、史実とは異なるコミカル&シリアスな描かれ方が最高に面白いんです!

架空の武装警察

『銀魂』の真選組は、江戸の治安を守る「武装警察」として登場します。

リーダー格の近藤勲をはじめ、鬼の副長・土方十四郎、一番隊隊長の沖田総悟など、キャラが濃いんです!

作中では“武装警察”らしく銃器や特殊部隊的な装備も使っており、時には戦車や飛行船が出動する場面も。

史実の刀一本で駆け回る姿とはかけ離れた近未来的要素が組み合わさっているのが、『銀魂』ならではですよね!

立体的なキャラクター性

真選組メンバーは、単純な「悪」や「敵役」にはとどまりません。

むしろ、銀時たち万事屋との交流シーンではとことん笑わせてくれ、時には涙を誘うほど熱い人間ドラマを見せてくれます。

近藤勲(こんどう いさお)優しく、人情味溢れ、部下からの信頼も厚い。あだ名は「ゴリラ」
土方十四郎(ひじかた とおしろう)「鬼の副長」として知られ、厳格な性格。マヨネーズ好きのマヨラー。
沖田総悟(おきた そうご)見た目は爽やかな青年ですが、実はドS。「〜でさァ」など口調が特徴的。

銀魂の面白いシーン

銀魂のエピソードは、ギャグとシリアスなストーリー展開があります。

シリアス回も感動して良いのですが、今回は面白い爆笑必至の面白いシーンをご紹介♪

マンガでのおすすめタイトルとあらすじをお伝えします。

第百訓 鍋は人生の縮図である

年の終わりに銀さん、新八、神楽の3人ですき焼きを囲み、百回記念を振り返ります。

ですが、みんな肉を一切れでも多く食べたい。

自分以外の2人を出し抜くために熾烈な駆け引き戦が行われます。

すき焼きをめぐる攻防戦はヒートアップし、鍋もひっくり返る大惨事のところに新たな乱入者が現れて・・・。

まこち
まこち

肉を食べたいがために、3人が頭をフル回転させ争ってるのが面白い!

銀魂らしいユーモア溢れる言葉回しにも「プッ」と吹き出しちゃいます。

第二百二訓 タバコは一箱に一、二本馬糞まいたいな匂いのする奴が入っている

沖田の提案により、真選組屯所内で喫煙が禁止されます。

ヘビースモーカーの土方は猛反発しますが、隊士たちの総意には逆らえず従うことに。

しかし、土方はタバコをやめられず、屯所の外で吸おうとしますが、街でも禁煙ムード。

さらに、松平の提案で江戸全域に禁煙令が施行され、土方は追い詰められます。

我慢できない土方は、タバコの原産地の「ハメック星」に行くことに・・・。

お気づきですか?
この「ハメック星」は、ドラゴンボールの「ナメック星」のパロディになってるんです!

まこち
まこち

私は、ドラゴンボールも好きなので、これを見た時に笑っちゃいました!

パロディもいれつつ、禁煙に苦しむ土方をコミカルに描いています。

まとめ

ここまでご覧いただいたように、『銀魂』にはコミカルな面と深いドラマ性が奇跡的なバランスで同居しています。

宇宙人によって侵略された江戸という舞台設定は、一見すると非現実的。

ですが、その世界観が存分に発揮されるギャグや人間模様を見ているうちに「こんな江戸があってもいいんじゃないか」と思えてくるのだから不思議です。

  • 伝統とSF要素の融合で生み出される独特の世界観
  • 破天荒ギャグと泣ける人間ドラマの振り幅
  • 様々な立場や過去を背負ったキャラクターたちの個性と成長

これらが絡み合い、読者の心をつかんで離さないのが『銀魂』の魅力。

万事屋の面々、新選組、攘夷派など、どのキャラクターにも思わず感情移入してしまいます。

それは、作品全体に流れる「人は弱いところや滑稽なところがあって当たり前、それでも前を向いて生きていこう」というメッセージがあるからかもしれません。

笑わせてもらったと思ったら、いつの間にか深いテーマを突きつけられる…。

そんな摩訶不思議な読後感を味わわせてくれる『銀魂』のあらすじを、ぜひ漫画を手に取って確かめてみてくださいね。

未体験の方も、アニメしか知らない方も、読むたびに新たな発見があるはずです。

きっとページをめくる手が止まらなくなることでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました